クールさはどこ行ったんだろうってくらい。
でも、変なのは私もで……
ずっと心臓がドキドキしている。
あんなかっこいい人だからっていうのもあるだろうけど、この気持ちはもしかしたら……
でも、傷つきたくないから……結局、私はただ弱かっただけかもしれない。
「それでどうなってるの?輝楽先輩とは」
突然こんなことを聞いてきた由香ちゃんに、お茶を飲んでいた私は激しく咳き込んだ。
「ごほっ、ごほっ……ど、どうなってるのって?」
「あれから伊鳥といて変化ないわけないでしょ。絶対気持ち変わってるはずよ!」
……むしろ、それは私の方かも。
でも、変わったっていえば変わったから。
由香ちゃんは鋭いな……
「え、えっと、なんか急に甘くなったというか……」
「何それ。まさか、伊鳥のこと好きになったんじゃ……」
「いや、それはないよ!あんなかっこいい人が私のこと好きになるわけないから!それに……」
輝楽さんが前寝ている時に言っていたシオリさんという人……
もしかしたら、輝楽さんの元カノさんかもしれない……そう思うと、胸がぎゅっと苦しくなる。
「それに、何?」
「あっ、何でもない」



