チャラい彼は、意外と一途



「さぁて、お弁当食べたし戻ろうか」


「そうですね」


「あ、律ちゃんと来いよ。僕と律いたら勝てるし」


「分かったよ。もし、紗奈ちゃんが俺の活躍見ててくれるって言うなら頑張っちゃうかな」


思いっきり紗奈ちゃんの方を見て言う凍堂先輩。


もしかして、凍堂先輩も……?


「はい、ちゃんと見ます!」


「ありがとう。じゃあ、頑張るよ」


確証はないけど……そうなのかな?


分からないけど、そうだったらいいな……







午後の試合スタート。


私達の学年の女の子は皆試合が終わったから、男の子の試合。


やっぱり、上手さとか全然違うなぁ……


それに、迫力がある。


見応えがあるのは、きっと男の子の試合だよね。


「1年終わったら、3年の試合だよね」


「うん、そうだね」


「はぁ、早くならないかな」


今始まったばっかりなのに、もう3年生の試合を楽しみにしてるんだ。


やっぱり、紗奈ちゃんって凍堂先輩のことが好きなのかな……?


こんな紗奈ちゃん見たことない。

 
ちゃんと聞いてみないと分からないけど、今聞くことじゃないよね。


それに、紗奈ちゃんの口から直接聞きたい。


それまでは待っていようかな……