チャラい彼は、意外と一途



隣にいれたのは、すごく嬉しかった。


でも、萌ちゃんを見る湊君の顔と目が愛しげで……それを見るのは辛かった。


勝ったのは、萌ちゃんのクラス。


だから、次の試合私のクラスと萌ちゃんのクラスだね。


「決まったな。萌、結構強いから頑張れ」


「うん。でも、湊君は萌ちゃんの彼氏だから萌ちゃんの方を応援しなきゃだね」


そう言ってから後悔した。


何当たり前なこと聞いてるんだろう……


返ってくる答えなんて、決まってるのに……


「いや、どっちかなんて選べない。どっちも応援してるからな。萌もふゆもどっちも頑張ってほしいんだ」


どっちも、か……


私も入ってるんだね。


それがたまらなく嬉しかった。


気合いがいつもより入る。


「次も頑張るよ!」


「うん!」


萌ちゃんのクラスとの試合は想像以上に激しかった。


向こうに上手い人が多いからだろうけど、なかなか決まらない。


セット数は、1-1で同点。


このセットで負ければ私達の負けが確定。


逆に勝てば、私達の勝ち。


今は、24ー23。


あと1点。


デュースにならないといいな。
  

あれ、すごくきついんだよね。


だって、長く試合をしなければならないから。