突然の警告にびっくりしてしまう。
「あいつには悪い噂がある。表向きはいいが、裏では何思ってるか分からないぞ」
紗奈ちゃんと同じ言葉……
2人揃って同じことを言われるなんて……
「うん、分かった。気をつけるね」
悪い噂……
湊君まで言うって、どんな噂なんだろう……?
でも、多分大丈夫だよね。
紗奈ちゃんや湊君が言うような心配事は起きない、はず。
「なら、いいけどな」
不穏な音がした気がした。
これが何を指すのか……
でも、なんか嫌な予感がしたんだ。
いずれ、何かが起こる。
それが私にとって、嫌なこと。
まぁ、予感でしかないけど……
「そういえば、ふゆって柳樂と仲良いよな?」
「うん、仲良いよ」
「俺の友達に柳樂のことが好きだっていう奴がいるんだけど、協力してもらえないか?」
「えっ、そうなの!?うん、するよ!それって、どんな人?」
「いい奴だ。明るくて、まぁ元気すぎるところもあるけどな」
そのあとは、他愛もない話をして帰った。
びっくりしたのは、その時の会話で……
紗奈ちゃんのことを好きな人…湊君が言うんだから、きっといい人だ。
でも、紗奈ちゃんはどう思うんだろう?
そもそも、紗奈ちゃんって好きな人がいるのかな……?
そんなことを思いながら、その日は過ごした。



