チャラい彼は、意外と一途



「あとちょっとでライトアップされるよ!」


「そうだな」


近くで聞こえるカップルの声。


誰もが楽しみにしていると、2分という時間はあっという間に訪れ…… 


「10・9・8・7……」


残り10秒というところで、カウントダウンが始まった。


「……3・2・1・0!」 


その声と同時にライトアップされた。


ぱっとイルミネーションが付いて、夜の暗闇に明かりが灯った。


そこには、幻想的な世界が広がっていたんだ。


「綺麗……」


「さすが。評判になるだけはあるね」


本当に綺麗で見惚れてしまった。


「うわぁ!」


「めちゃくちゃ綺麗!」


他の人もそう思ったみたいで、感嘆した声を上げる。


その美しさに浸っていると……


「ふゆちゃん」


「何ですか?佑都先輩」
  

声をかけられて、佑都先輩を見て問いかけた。


「はい。クリスマスプレゼント」


微笑んで手渡された白く細長い箱。


さすが、佑都先輩。


タイミングバッチリ。


この中には何が入ってるのかな……?


「開けてもいいですか?」


「うん、もちろん」


パカッと音がして開けてみると、中に入っていたのはネックレス。


「うわぁ、とっても可愛いです!」


「そうよかった。それね、小さいけど宝石が散りばめられてるんだよ」


佑都先輩か言っていたように、確かに宝石が散りばめれていた。


綺麗で可愛い……!