チャラい彼は、意外と一途



その証拠に女の子達がこっちを見て話してる。


「うわ、あの人めっちゃかっこいい!」


「でも、彼女いるじゃん。いいよね、あんなかっこいい人の彼女とか」


湊君や凍堂先輩の比じゃない。


さすが、学校1のモテ男。


……私じゃ、釣り合わないよね。


「今からじゃさすがに早いし、どこかで時間潰そうか」


「確かにそうですね。でも、どこで潰すんですか?」


「うーん、そこら辺でぶらぶらしとこうよ。それかおしゃべりしよう」


佑都先輩もきっと女の子達の視線も何て言われてたのかも分かってるはずだけど、慣れてるのかな……?


堂々としてる。


「なぁ、あの子可愛くね?」


「確かになー。でも、隣男いるし彼女持ちだろ」


男の人も何か言ってるけど……聞きたくない。


どうせ、釣り合わないって言われてるだろうから。


「ふゆちゃんはさっきの男達が言ってたこと聞こえた?」


「えっ、いえ。でも、多分佑都先輩はかっこいいのに、釣り合わないな的なことじゃないんですか?」


「はぁ。何で、こんなにも無自覚何だろうね。むしろ、その逆なんだけど」


普通だったらそう思われて当然だろうと思ったのに、佑都先輩はため息をついて何やら呟いた。