チャラい彼は、意外と一途



……いや、謙虚じゃなくて完璧主義なのかも。


「お2人さん、ラブラブね」


「一応俺達もいるんだけどね」


紗奈ちゃんと凍堂先輩はこんなことを言ってる私達を呆れ顔で見ている。

 
そ、そういえば、紗奈ちゃん達がいたんだった……


恥ずかしさで顔が真っ赤になる。


「まぁね。でも、律と紗奈ちゃんもこんな関係になりたいでしょ?」


そんな私にお構いなしで私の肩を抱いて肯定し、紗奈ちゃんと凍堂先輩をからかうような口調で聞いた。


でも、佐野先輩の場合分かってるから、確信犯的発言だ。


「なっ……佑都!」


「佐野先輩、やめてください!」


紗奈ちゃんと凍堂先輩の2人は顔が赤くなっている。


それを楽しそうに見てる佐野先輩。


タチが悪いなぁ……


2人の想いを知ってるからこそ。


逆に2人はお互いの相手への想いに気づいてないわけだし、意外と鈍いのかもね。


この2人。


「佑都、俺の想いを勝手に言うなよ?」


「大丈夫、言わないから。さっきだって言ってはないし、意外と鈍いみたいだしね。それより、そのブラックオーラ引っ込めないと、紗奈ちゃんに律の腹黒さがバレちゃうよ?」