佐野先輩はトイレに行っていたけど、多分あの時に買ったんだ。
「でも、お金……」
「ほんとにいいから。僕にとっては安い買い物だよ。それに、僕のわがままに付き合ってもらったんだから。それより、もらってくれる?」
「あ、はい。ありがとうございます」
可愛いぬいぐるみ……
プレゼントしてもらえたことも嬉しくて、気分が上がる。
そのいい気分のまま、ペンギンがいる館へと向かった。
ペンギンは別の館にいるから、結構歩いたんだ。
「では、今からペンギンの餌やりタイムです」
職員の人の声が聞こえたと思うと、餌やりが始まった。
「ちょうどよかったね」
「いいことしたから、ですかね」
餌やりが終わり、ペンギンの散歩とかを見た。
よちよち歩くペンギンの可愛さに存分に癒やされた。
それから、シロクマとか、アラザシとかを見て、水族館を満喫することができた。
「もう帰ろうか」
「そうですね」
満足できたし、あと3分で閉館時間だから。
「あれ、佑都?」
そんな時、女の人の声が佐野先輩を呼んだ。
振り向くと、綺麗な女の人だった。
佑都って名前で呼んでるし、もしかして元カノかな……?



