チャラい彼は、意外と一途



できれば、言ってほしくない。


「ふふっ。まぁそんなことより、手伝ってもらいましょうか。フラフープを持って並んでください」


職員さんに言われた通りにフラフープを持って並ぶ。


1番前が職員さん。


その後ろが私。


そのまた後ろが佐野先輩という順番で並んでるんだ。


「では見ていてください」


職員の人がピーと笛を鳴らすと、イルカがっちに向かってジャンプ。


見事に3つのフラフープを潜り抜けた。


その瞬間、パチパチと割れんばかりの大きな拍手が響いた。


「ありがとうございます。協力してくださった可愛いカップルさんにも大きな拍手を」


私達に向けても大きな拍手をされて、私は気恥ずかしい思いでいっぱいだった。


「いやー、楽しかった」


「はい、私も楽しかったです」


恥ずかしかったけど、それても楽しかった。


この後、なんか服を乾かせる店があって、そこに制服を預けた。


私が見た限り、服を乾かせる店が水族館にあるなんて聞いたことがなかったけど。


なんてそんなことを考えながら、水族館にある服に着替えた。


乾かしてくださっている間、私達はお土産コーナーに。