涼「だけど理央、覇桜には一度顔を出してくれないか?下の奴らも皆お前に会いたがってる。それに、辞めるなら辞めるなりにちゃんとけじめつけないとだろ。」
涼の言う通りだよね。何も言わずにただ手紙だけ置いて辞めるなんて本当なら総長として失格だもん。
だけど、今私は珀龍神にいる。
そんな簡単に他のチームの所に行ってもいいのかな。
翼「行ってこいよ、理央。」
少し前まで不機嫌だった翼が私たちのやり取りを聞いていて口を開いた。
理「え、いいの?」
翼「あぁ。ちゃんとけじめつけて来いよ。俺たちはここで待ってるから。」
そう言いながら私の頭にポンっと手を置く翼。
“待ってる”
その言葉が何だかすごく嬉しかった。
理「うん、ありがと!」
そうして私は、一年振りに思い出が沢山詰まった覇桜の倉庫に行くことになった。


