最後は目に涙を溜めて必死に訴えかける菜々夏。
そんな事、考えたこともなかった。
咲良が覚悟を持って私と一緒にいたなんて…。
理「…ッでも、私の所為で咲良が死んだ事には変わりないでしょ?」
そう、結局結果は変わらない。やっぱり私は自分を許すことが出来ない。
と言うか、許したくない。
この罪を一生背負って行くことが咲良への償いになると思うからだ。
涼「理央、これ読んでみろよ。」
菜々夏とのやり取りを見ていた涼がある物を差し出した。
理「…手紙?」
それは薄いピンク色の封筒。
送り主の所には懐かしい字で名前が書かれていた。
理「…咲良から?」
涼「あぁ。あの日、俺は咲良の家に行っただろ?その時に咲良の部屋で見つけたんだ。中は俺も見てない。」
あの日の咲良からの手紙。
正直、読むのは怖い。
だけど、読まなくちゃいけいない。そんな気がして私は震える手で手紙を開いた。


