それからの事はあまり覚えていない。 咲良のお葬式にも傷心しきった私は行くことができなかったと言う。 唯一記憶があるのは、紙一枚を置いて覇桜を去ったこと。 “覇桜の事は涼たちに任せます。ごめんなさい。” その言葉だけを残して。 咲良を失い、覇桜を去った私は深い深い闇に閉じこもった。 毎日のように自分を責めて、恨んだ。 涙は出なかった。泣く資格なんてないのだからーー。