No.1ガール〜桜の姫〜②



理「…咲、良?」


私はそっと声をかけた。



すると私の声に反応して咲良がゆっくり振り向く。


久しぶりに会う咲良。


その姿は以前と違いやつれているようで心が締め付けられた。




理「咲良、そっちには何もないよ?お願いだからこっちに来て?」



私は鉄柵の向こうに立つ咲良に言った。


咲良が今から何をしようとしているか嫌でも分かる。



理「咲良、お願いッ。」



私はもう一度声をかけて手を伸ばした。





咲「ーーー理央、ごめんね。」


理「っダメー!!!」



咲良は悲しそうな笑みを浮かべ、その一言だけ残して私の目の前から




ーーーー消えた。