向かった先は屋上。 時々、咲良と2人で気持ちがいいからと屋上でお弁当を食べていた。 ここに咲良はいる気がする。 私は乱れる呼吸を整えて重たそうなドアに手を掛けた。 ギーーッ 軋む音と共にドアが開くと気持ちのいい風が頬を掠めた。 目の前には青い空。 屋上を囲むように置かれた鉄柵。 そして、その鉄柵の向こうにはずっと探していた咲良の姿。