倉庫を出たと同時に咲良に電話をかける。
ーーープルプル、プルプル
無機質な機械音が流れるだけで咲良は出ない。
どうしよう、このままじゃ。
涼「理央!」
飛び出した私を涼がバイクで追いかけて来た。
理「涼、どうしよう、咲良がッ。」
涼「落ち着け!今、咲良の家に電話したら10分前に出掛けたらしい。とりあえず俺は咲良の家に行ってみる。理央は咲良が行きそうな場所を当たれ。紫苑と直人も探しに出た。いいな?」
取り乱す私を落ち着かせるようにして涼が諭す。
理「ッうん、分かった。ありがとう、涼。」
ここで取り乱しちゃ駄目だ。早く咲良を見つけないと。
私は涼と別れて、咲良の行きそうな場所を探し回った。
けれど、どこを探しても咲良を見つけることが出来なかった。
どこに行ったの、咲良…。
気持ちだけがどんどん焦っていく。


