No.1ガール〜桜の姫〜②



コンコン


「…あの、理央さん少しいいですか?」



部屋のドアがノックされ、メンバーの一人である烈(れつ)が入って来た。



理「うん、どうかしたの?」



私がそう聞き返すと、烈は言いづらそうに話し始めた。



烈「…実は、この前の理央さん達が学校を休んだ日の事なんですけど…。」




学校を休んだ日って、陸玖から桐谷組の事を聞いた日のこと?




理「その日がどうかしたの?」



烈「俺、あの日は咲良さんの護衛役だったんです。でも、昼休みくらいから咲良さんの姿が見えなくなって…。」



涼「咲良がいなくなったってことか?」



烈「…はい。俺、焦ってとりあえず学校中探したんです。そうしたら午後の授業が終わるくらいに咲良さんを見つけて。どこ行ってたんですかって聞いたら図書室で寝てたって。この事は理央さんには言わないでって咲良さん言ってました。」




…図書館で寝てた?


咲良が授業をサボって居眠りなんて絶対ありえない。


授業には必ず出席する子だもの。


それに、わざわざ私には言わないで欲しいって言うのも何か引っかかる。




烈「俺、その時はただのサボりかなって思ってたんですけど、最近咲良さん学校休んでるし、何故か分からないんですけどこの事を理央さんに言わなくちゃって思って…。黙っててすみませんでした!」



そう言って頭を下げる烈。



理「そんなに謝らないで?誰も烈を責めたりしてない。むしろ話してくれてありがとう。もう戻っていいよ。」



私がそう声をかけると「はい、ありがとうございます。」と言って烈は部屋を出て行った。