No.1ガール〜桜の姫〜②



紫「そもそも、その八雲って奴は本当に危険な奴なのかなー?」


「実は大した事なかったりして。」何て事を言い出す紫苑。



でも確かにここまで何もないと、本当にただの張ったりだったんじゃないかと思ってしまう。




陸「そうでもないみたいだぞ。」



声のした方を見ると陸玖が立っていた。



涼「お、陸玖じゃん。その様子だと何か分かったのか?」



「まあな。」そう言って私の隣に腰を下ろす陸玖。



理「陸玖、分かったこと報告してくれる?」



陸「…あぁ。その八雲って奴の正体、桐谷組の若頭だった。」



理「ッ桐谷組!?」



陸玖の言葉に思わず声が出た。



確かに只者ではないと思っていたけど、よりにも寄って桐谷組だなんて…。



紫「何々?桐谷組ってそんなにやばい所なの??」



涼「……俺も噂で聞いただけだが、私欲の為なら犯罪にも簡単に手を出すって言うかなりやばい組なんだろ?」



涼の言う通り、桐谷組は裏社会で多くの犯罪に手を染めている。



私の実家である水蓮組が正統派なら桐谷組はその真逆。



数々の悪事に対して、水蓮組も無視できない存在になっているけれど、桐谷組もそれなりに強い力を持っている。


だから簡単に手を出せないでいた。