「随分と警戒されてしまったかな?まあそれも仕方ないか。
俺の名前は八雲亮二って言うんだ、よろしく。」
警戒心剥き出しの私に対して余裕の表情を浮かべながら手を差し出す八雲という男。
理「…私に何の用?」
私は差し出された手を無視して聞いた。
今はこの男の目的を知らなければならない。
わざわざ私に接触してきた理由を。
じっと相手を探るようにして目を見据える。
「…そうだな。単刀直入いうと俺はあんたを勧誘しにきた。」
…勧誘?
意味が分からず男の続きの言葉を待つ。
「もう気付いているとは思うが俺は裏の人間だ。それも結構上の立場でね…。この世界で生きていく上で必要なのは力。だから最強と言われているあんたが俺は欲しい…と言うわけ。」
「因みにNOという返事はなしだ。」と最後に付け足す。
その顔は笑顔だけど目が笑っていなかった。
冗談ではさそうね。


