ぶらぶらと夜の繁華街や路地裏を見て回る。
今日は不良同士の喧嘩をいくつか止めたくらいで後は特に何もなかった。
理「…ふぁ〜眠い。」
大きな欠伸が出て目の前が涙で少し滲む。
もう帰ろう。
明日も学校だし寝坊したら咲良に怒られそうだ。
私は路地裏を抜けて家に帰ろうとした。
すると、目の前に一台の黒塗りの車が止まった。
それは不自然にも私の行く道を妨げるように止まっている。
どうしてわざわざ人の通り道に車止めるかなー。
もの凄く邪魔なんだけど。
一言文句でも言ってやろうかと思っていると、後部座席のドアが開いて1人の男が出てきた。
「どうもこんばんは。水瀬理央さんですね?
いや、今は桜姫としての時間か。」
理「ッ!?」
男の思わぬ言葉に自分が動揺しているのが分かった。


