No.1ガール〜桜の姫〜②



陸玖side》


繁華街の裏側。


賑やかな表側とは違いここは暗く人も寄り付かない。



俺は親父から頼まれた仕事を終え、いつものように見回りがてら路地裏を歩いていた。




何もないしさっさと帰るか。


明日は久しぶりに学校でも行こうかなー。



そんな事を思いながら来た道を戻ろうとした時だった。




「ーーよぉ、久しぶりだな…陸玖。」



前の角からある人物が現れた。




陸「…あぁ、1年振りくらいか。元気だったか?


ーーー涼。」




涼に最後に会ったのは1年前。

“あの事”があって以来。


それまではよく一緒にバイクを走らせたりしていた。




涼「ま、そこそこって所だな。陸玖も元気そうだな。」




陸「まぁな。直人たちは一緒じゃねえのか?」




涼「アイツ等は置いてきた。一緒だと何かと面倒くさいからな。ーー特に、理央の事が絡んでくると。」




そう言って、じっと俺を見据える涼。



やっぱそう言うことだよな。


涼が何のためにここに来たのかは分かっている。


理由なんて一つしかない。




涼「…陸玖、率直に聞く。




ーーー理央はどこだ?」