愛しくて、苦しくて、綺麗で。

恋愛(実話)

翠竜雨/著
愛しくて、苦しくて、綺麗で。
作品番号
1624476
最終更新
2021/01/10
総文字数
2,893
ページ数
10ページ
ステータス
未完結
PV数
14
いいね数
0
人を信じていた。
与えられた餌を、疑いもせず口に含んで。
微量の毒に気付きもせず、素直に。

「ねえ、今だけでいいから好きって言って?」

嘘。
本当は気づいていた。
人を信じることに怯え、疑いながら穿った目で。
いつも恨めしそうに他人を見ていた。

「今だけで…いいの?」
あなたが囁いた声に、どこかが痛んだ。
気がした。どうせ気のせいだ。

「うん。今だけ。」 

目を細めて眉間に皺を寄せ、目を合わせた後に斜め下を見つめる。
他愛もない日常、他愛もないセリフ。
曖昧な関係に、咲くことのない薔薇の花を添えて。
沼に落ちていくだけの、簡単な議事録。

少しだけ私の話をしようかな、
くだらないことだらけの、私の話。

あらすじ
「私」と言うやつがら
どれだけダメな人間かをつらつらと。

酒、タバコ、孤独、曖昧な関係に、いたずらな言葉遊び。

それから、男女関係の小さな噂。  

全てに花を、咲かせましょう?

世界で一番、愛されたい方、かと言ってそんなわけあるまい里したあはっアタは、孤独なくせにね。
バカな、「私」

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