私のLINEの画面には、男子は一人しか登録されていない。
もちろんそれは輝羅くん。
付き合って3ヶ月の記念日に、輝羅くんが私のスマホをいじって男子の連絡先をほぼ消してしまったからだ。
別に私的には男子とLINEで話すこともないしいいかなと思っていたくらいだった。だから当時は全く気にしていなかった。
でもこの経験から、LINEに登録してしまえばいとも簡単に消されてしまうということが分かった。そうなってしまえば二度と会話できなくなってしまうかもしれない。そんな気がした。
それよりは、ずっと残るようなメアドの方が良いと考えたのだ。輝羅くんもLINE以外は見てこなかったし、気づかれない可能性の方が高い。
「なるほどね」
それを伝えると修斗くんはちょっと笑った。けど、急に真面目な表情になった。
「朝倉さんに無理はさせたくないからとりあえずこのままでいくね。けど、なにかあったら絶対教えてよ。どんな些細なことでもいいから。絶対だからね」
と何度も念を押された。
「…うん」
私はこくりと頷いた。



