その笑顔にほっとする。 輝羅くんと付き合ってから、ほっとする、なんて気持ちを味わったことなんてなかった。 毎日怒られないようにビクビクして、相手の表情を伺ってばかりだった。 怒られたら言いなりになって、怒られなかったらよかったと思うだけ。 考えてみれば、怒られない日なんてなかった。 大体は、些細なことで怒られたり殴られたりしてた。 だから、とてもほっとできるような状況ではなかった。 だけど、今は違う。 なんでだろう。 なんでこんなにも、心が温まるんだろう———。