「莉桜は俺と結婚したくないって思ってるってこと?」



「ちっ…ちがうよ、でも、」



「もういいよ。萎えた」



輝羅くんはさっとペアリングを引ったくると、私の手を払い除けた。



「今日から別行動ね」



「…うん」



輝羅くんってこんなにあっさりしてたかな?とびっくりして、ただただ頷くしかなかった。