マシュマロより甘く、チョコレートより苦く




でもな、それはあんまり現実的じゃないんだよな。




なぜかって?




輝羅くんが油断するわけないから。



自分で言うのもなんだけど、彼は私への執着度がすごいから油断なんてするはずがない。それは分かってる。



となると…どうすればいいんだろう。




「…お!莉桜!」




「へ?」




私ははっと我に返る。




「話聞いてたか?」




「なんの?」




「土日のデートの話」




「ああ…楽しみだね」




とりあえず、従順なフリをしておこう。




笑顔、ぎこちなかったかな。




そんなことより従おうとしていることを示せばいいんだ。




「お?やっぱり?ようやく莉桜も素直になったんだな、かわいいよ」




もう“かわいいよ”なんて言われても全然ドキドキなんてしない。