でも、逃げられない。 私を否応なく襲ってくるあの強い恐怖。 それが、はやくも今から感じられた。 全身ががたがた震える。 「…っ」 私は自分の肩をぎゅっと抱きしめた。 やばい、過呼吸になっちゃう。 「はー、はー」 やっとのことで呼吸を整える。 落ち着け。まだあと一週間ある。 気持ちを整理して会うには十分な猶予がある。 だから、…。 自分の頬を両手でバシンと叩く。 しっかりしろ、私! なんだかさっきの心配が吹っ飛んだような気がした。 よし!