「こんなの水平線の彼方に吹っ飛ばせばへっちゃらだもん!」
「……へ?」
「アニキのマネ!」
いーっと歯を見せると、ポカンとしていたアニキは途端にほっとしたような顔をした。
ボールが当たったところはまだ痛むけれど、別にもがき苦しむほどではない。骨が折れているような過度な痛みでもない。
「こいつは~、俺のマネするなんていっちょまえな奴だなぁ!まあなぎさは頑張り屋さんだから、特別に使用を許可してやる!」
「わーい!」
優しく頭を撫でられて痛みなんか吹っ飛んだ気がした。
アニキと一緒にいるだけで元気になれる。
世界が輝いて、毎日が楽しくて堪らなくなる。
「なぎもっとサッカー上手になれるように頑張るから、ちゃんと見ててよねアニキ!」
私がアニキに寄せていた想いがライクからラブへ変化したのはこれよりちょっとあとの話となる。
「……へ?」
「アニキのマネ!」
いーっと歯を見せると、ポカンとしていたアニキは途端にほっとしたような顔をした。
ボールが当たったところはまだ痛むけれど、別にもがき苦しむほどではない。骨が折れているような過度な痛みでもない。
「こいつは~、俺のマネするなんていっちょまえな奴だなぁ!まあなぎさは頑張り屋さんだから、特別に使用を許可してやる!」
「わーい!」
優しく頭を撫でられて痛みなんか吹っ飛んだ気がした。
アニキと一緒にいるだけで元気になれる。
世界が輝いて、毎日が楽しくて堪らなくなる。
「なぎもっとサッカー上手になれるように頑張るから、ちゃんと見ててよねアニキ!」
私がアニキに寄せていた想いがライクからラブへ変化したのはこれよりちょっとあとの話となる。



