「あ、いけない。晴翔に言わないといけないことあるの!じゃぁね、莉沙。またね!」 「うん!またね!」 可愛いゆのちゃんはバスケ部のマネージャーをしてる。 走っていく後ろを見つめながら一年の校舎に入った。 席に着きイヤホンをつけ、教材を開いて勉強を始めた。 別に勉強が好きでも得意でもない。 でもやればできるし唯一裏切らない。 だから勉強をする。 ただそれだけ。