旅行先で私たちは初めて一つになった。 痛いばっかりだったのに気づけば幸せを感じていて寛太は優しく大事にしてくれた。 「莉沙。今日は何すんの?」 当たり前のように手を繋いでくれる寛太。 「午前中は買い物!昼からはゆっくりしよ?」 「ん、じゃぁ先に街中ぶらぶらすっか」 「うん!」