「俺、ゆかりさんがいいんです」
再び上に向かうエレベーターの中で佐藤さんが言った。
「ゆかりさんがいてくれれば他はどうでもいいんです。ゆかりさんは俺じゃ駄目ですか?」
「……」
またもぐっときてしまい即答できなかった。
というかそれって何かずるい。
エレベーターが三階に着き、ドアが開く。
出ようとした私の腕を佐藤さんが引いた。そのまま身体ごと強く引き寄せられる。
とくんとくんと佐藤さんの心音が体温と共に伝わってきた。戸惑いつつも拒めずにいると背伸びした彼が私の唇を奪ってくる。
強引なキスはとても濃厚で甘く、私をとろけさせる。ドアが閉まるのも無視して私はその甘やかで淫らな時間に浸った。息の仕方を忘れてしまいそうだった。
再び上に向かうエレベーターの中で佐藤さんが言った。
「ゆかりさんがいてくれれば他はどうでもいいんです。ゆかりさんは俺じゃ駄目ですか?」
「……」
またもぐっときてしまい即答できなかった。
というかそれって何かずるい。
エレベーターが三階に着き、ドアが開く。
出ようとした私の腕を佐藤さんが引いた。そのまま身体ごと強く引き寄せられる。
とくんとくんと佐藤さんの心音が体温と共に伝わってきた。戸惑いつつも拒めずにいると背伸びした彼が私の唇を奪ってくる。
強引なキスはとても濃厚で甘く、私をとろけさせる。ドアが閉まるのも無視して私はその甘やかで淫らな時間に浸った。息の仕方を忘れてしまいそうだった。

