ライオン少女は宇宙系男子を落としたい

神妙な面持ちで話を切り出し始めた明莉。

そのテンションだと、お風呂前に話しそびれたやつかな?



「詩恩は、私が『お母さんみたい』って言われて嫌じゃなかった?」



え……? お母さん?
あぁ……昼間の話か。



「えっ……と、光野さんの話じゃなくて?」

「あ、それはさっき千夏が話してくれたよ。詩恩ってブラコンなんだね」



なんだ、全部話したのか。

まぁいいや。
誤解が解けてるみたいだから、わざわざ細かく話さなくても良さそう。



「勝手にキレて怖がらせてごめんな」

「ううん! 感情的になったの初めて見たからビックリしただけ! 気にしないで!」



そうは言われても、あんなにビクビクしてたんだから本当は怖かったと思う。

もう2度と感情的にならないように、今後は今以上に冷静にならないと。



「あ、さっきの『お母さんみたい』ってやつ、全然嫌じゃないよ」

「えっ⁉ 本当に⁉ だって私、忘れっぽいし、声デカいし……」

「うん。母さんも明莉みたいにちょっと慌てん坊だから」



「似てるなぁって」と最後に付け足した。

あれ?
嫌じゃないって答えたのに、なんで不満そうな顔してるんだ?