ライオン少女は宇宙系男子を落としたい

「ロマンティック〜!」と、はしゃいでいる彼の横顔を数秒見つめた後。



「……さっきは言いすぎた。ごめん」

「詩恩がブラコンなのは知ってるし、いちいち気にしてませんよ~?」



あっけらかんと答えた彼と目が合い、ニコッとウィンクされた。

いつもなら、ウィンクされたら苦笑いするかツッコむのだけど……。



「……ありがと」



今日ばかりは、そのおちゃらけた反応に心が軽くなったのでお礼を言った。



「んじゃあ、今度来た時に一緒にお風呂で」

「あ、それは遠慮しときます」



遮るように口を挟むと、「まだ全部言ってないのにー!」とプンプン。

一緒にお風呂は入らないけど……少し話してみてもいいかな。



「今度相談するよ」

「今日じゃなくて?」

「ん……なんか気まずいし」



さすがに本人がいる時は言えない。
こっそり聞かれるかもしれないし。



「……なんでニヤニヤしてんだよ」

「気まずいということは、ここにいる誰かについての相談かな? って」



……相談する相手間違えたかも。