クズ男の独占欲に溺れて。

「やめないでって言ったの、誰だっけ」

急に羞恥に駆られて下を向いている私を引き寄せて、「答えはわかってるけど」と自信満々に口にした。



付き合ってる人がいないから遊んでいたということは、裏を返せば付き合えば遊びをやめるということだろうか、とそんな私の問いかけも一瞬で消された。

抱きしめられると、逃げ場がないし、動けない。




熱を帯びた唇が何回も何回も重なって、何回も何回も侵されて、自分が自分ではないような感覚に陥る。

洩れる熱も吐息も私は抑制できなくて、ただ受け入れることしかできなかった。





「なっ……ねえ」
「んーなに」

「苦しいって」
「口開けろ」



この手に、この唇に触れられるだけでビクつくほどに敏感になってしまった私を忌憚なく攻める。

抗えない私をどこまでも翻弄して、私はどこまでも翻弄される。