東京ルミナスピラー

「お、おいおい……俺のせいかよ。いや、否定は出来ねぇな。それにしても南軍がねぇ……昴や月影は穏健派だと思っていたけど、別の派閥のやつか? まあ、それはいいとして……鬼使いってのはなんだ? ナイトを召喚したやつがいるってのか?」


俺も詳しいことはよくわかっていないけど、タケさんと夕蘭と三人でバベルの塔を見に行った時、ふらりと俺達の前に現れたホームレスのような男だ。


そのみすぼらしい外見に似合わず、豪華絢爛に飾り付けられた日本刀を所持していた。


「何者かは知らないけどさ、西軍は三方向から攻められて大変なわけ。でもおじさんが正気に戻って、鬼使いが北軍にいるならもう大丈夫なのか? 鬼使いってのはさ、ホームレスみたいな格好した、影に色がついてないやつのことだよ」


「あと、やたら豪華な日本刀を持ってたよ。鞘の装飾が俺のとは比べ物にならないくらいにキンキラキンだった」


俺がそう言うと、父さんの眉がピクッと動いた。


「……やれやれ。舞桜ちゃん、拓真と吹雪ちゃんを呼んでくれるかな? 俺には……皆に話していない秘密があるんだ。それを話そうと思う」


「了解した。呼ぶのは拓真と吹雪だけでいいのか?」


「ああ、それでいい」