東京ルミナスピラー

しかし、すぐにその傷が再生される。


唯一再生前の姿と違ったのは……津堂に作り替えてもらったという顔が、崩れ始めていたことだった。


「はぁ……はぁ……わ、私の顔が……私の顔がおかしなことになってる! も、元に戻り始めてる! どうして!」


違和感があったのか、慌てて顔を触る是松。


「元に戻れば良いじゃねぇかよ。もう捨てちまえよ、今持ってる全てを!」


「またあの日々に戻るの? 嫌だ……もう嫌だ! あの惨めな時には戻りたくない! 私は……私は!」


拓真が何を言っても、顔を押さえて暴れる是松は聞いていない様子。


そして、そんな状態でも四本の腕は拓真を攻撃しようとしているし、足は拓真に向かって動き続ける。


まるで是松の意思とは関係なく動いている。


「だから! 元に戻っても俺がお前を守ってやる! 捨てちまえよそんな借り物の力なんてよ!」


そう叫び、拓真は是松に向かってショートソードを振った。


その瞬間。


是松の動きが止まり、化け物の姿から元の姿に……是松美智の姿に戻ったのだ。


「何っ!?」


あまりにも突然のことで、拓真が振った武器が止まらない。