ぼっちのキミに毒はまり ゾルック 一人目




「綺月~ 答えて~」


「千柳、何をだよ?」


「ライブの時には絶対につけようねって
 約束したネックレス。
 綺月だけつけてないけど、
 どうしちゃったんだっけ?」



 ネックレス?


 確かに、千柳さんと氷牙さん。

 色違いの十字架のネックレスをつけている。



 ふぇ……??

 あのネックレスって……




 
「俺が言わなくても。
 二人とも、知ってるだろ!」


「知ってるけど、
 綺月の口から、もう一度聞きたいな」


「2年前……あげた……」


「綺月は、誰にあげたんだっけ?」


「だから……惚れた子に……」




 真っ赤な顔を手で隠し、
 恥ずかしそうにうつむく綺月君。

 にんまり笑顔の千柳さんと氷牙さんの視線は、
 なぜか私に集中。



 ……
 ……


 ひょ……ひょえ???



 紅色と黒の十字架ネックレス、
 私も持っているけれど……

 千柳さんと氷牙さんの身につけているものと、
 お揃いにしか見えないけれど……


 ど……ど……どういうこと??