「おはよう」 「………あ、……オハヨウ…ゴザイマス…」 その笑みの本性を知ってるのは私。 なにを男が言ってるのか、言いたいのか、もちろん私には分かってしまうのです。 「今日いい天気だよね。すっごい」 いいえ、私の心はどしゃ降りです。 「ねぇ?」と、男はもう1度聞いてくる。 『帰ったら覚えてろよ』 この男が言ってる言葉はこれだ。 絶対にこれ。 「……は、……はい…」 そんなドキドキハラハラな秘密の同居生活は、無事に幕を開けた。 *