律くんは呆れたようにおでこに手を当てた。 「……ごめんなさい」 「テストの時はテストのことだけ考えなって前も言わなかった?」 「それは、言われたけど。そんなこと言われても……」 私はベットの上で身体を縮めて唇をすぼめる。 目の前にいる律くんはまるで自分の部屋のベットみたいに使ってる。 養護の先生が不在だからって!と心の中でごちりながら、そんな律くんの姿にさえ惚れてる私。 だけど、高二の一月という大事な時期だし、もちろん私だってテストに集中しなきゃってことはわかってるつもり。