【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「西宮が君のために生まれて初めて!作ったこのクッキーを返してほしければ、俺の条件をひとつ聞くことだ」


会長の条件とか、なにそれ。


「強行手段にもほどがあるんじゃない? 」


「そうでもしないと君はダメだ!」


「なに? 俺が蒼子のとこで昼寝してること?」


校則違反だとか規則にはど厳しい会長のことだ。

てか、心当たりがそれしかなさすぎる。

そもそもダメとか言われるほど接点もない。


「本当は急病じゃない限り君の保健室の出入りを禁止しようかとも考えたが」


答えを待つ間が長く感じる。

芽衣の時はいくらでも待つけど。


「三送会も近い。だから、君にはその時に条件を突きつけることにしようと思ったんだ」


「今は条件出さないってこと?」


「そうだ。その時までに考えておこうと思っている。たっぷり時間があるからな」


どうだ?って偉そうに言ってるけど、それ全然大したことない。