……もう勘弁しろ。
なんで俺が病み上がりで会長の相手しなきゃなんないわけ?
「心配などいらないぞ、羽川。ここには誰も来ないからな」
そりゃそうだろうな……。
あんたみたいな会長が居座ってるこんな部屋に来たがる奴なんかいないだろ。
「断言してもいい。俺とふたりきりだ!」
「……なんだよそれ。寒気すんだけど」
「ん? 大丈夫か? 病み上がりとは聞いているが」
「……もういいから。早く要点言ってくんない?」
そんな心配そうな顔して「すまない」とか言うなら俺を解放しろ……。
「うむ。では──」
会長の目の色が変わった。



