【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「安心してくれ。俺は人質をさらった悪の組織のボスという設定だ。どうだろうか?」


「……どうでもいい」


予想以上にコイツは話が通じないレベルじゃない……。


「さて、本題に入ろうか。君が探しているのは、この人質か?それとも──」


ラッピングされた袋をもうひとつ取り出した。


「この人質か? さあ、答えてみろ」


「……なんで選択式なわけ?」


会長のくせに暇かよ。


「これは俺が用意した物だからだ。どうだ? 西宮のとそっくりだろう?」


「クオリティ高すぎ」


生徒会ってもっとやることないのか?

わざわざそんな物を用意して、俺を誘き出して、絶対遊んでんだろ。


「再現度は高く、というのが目標でね? いやしかし、たったの3時間で完成した物だ」


「……」


作成時間なんか聞いてない……。

てかめちゃくちゃ時間使ってる。