【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「誤魔化すって……た、例えば……?」


「そーだなぁ?」


「矢坂くんもそういう時あったの!?」


「あったあった。週4で玲来を張り込んでる時はバレねぇかヒヤヒヤしてさー」


「ほーう? 張り込みねぇ?」


「……あっ、やべっ!」


矢坂くん、墓穴掘ってない……?

てか、いつ玲来ちゃんのことを張り込んでたのよ……。


「入学当時はよく会うな?とか言ってたけど、わたしをストーカーしてたと?」


「違うぞ玲来! 聞いてくれ……!」


「なによ!?」


「ストーカーじゃねぇ。尾行だ! 」


──ゴンッ!!

いよいよ玲来ちゃんの拳が振り下ろされた瞬間であった。