何かあったの……!?
「西宮?」
顔を覗かせると、すぐに会長様が私に気づいた。
「あの、何かトラブルでしょうか……?」
「問題ない」
ホッ、と安堵したのもつかの間。
「大変なのよ、西宮さん……っ、会長が、役を降りるって言い出して……!」
「え!?」
演劇部の女子が血相を変えている。
問題ない……って会長様は言ったけど、大問題じゃない!?
「どういうことですか……っ、会長様!? 本番はもうすぐ始ま……」
「代役ならいるじゃないか?」
フッと笑みを浮かべた会長様に、みんなが「そんな奴いるか!?」とざわついた。



