「って、困らせてんのは俺かも」
「ううん! 私は困ることなんてないよ!? 律くんになに言われても、なにされても全部嬉し──」
全部、嬉しいんだよ律くん……と。
溢れてしまいそうな気持ちを全て伝える前に、律くんが私の唇を塞いでいた。
頬に添えられた手から、律くんの温もりを感じる。
「……な、なっ……」
蒼ちゃん先生がカーテンのすぐ向こう側にいるっていうのに。
律くんがあまりにも大胆すぎて声にならない。
「これ以上可愛いがすぎると、後悔するよ?」
いいの?と……。
お構い無しに私へ迫る律くんに口をパクパクさせたその直後。



