【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「って、困らせてんのは俺かも」


「ううん! 私は困ることなんてないよ!? 律くんになに言われても、なにされても全部嬉し──」


全部、嬉しいんだよ律くん……と。


溢れてしまいそうな気持ちを全て伝える前に、律くんが私の唇を塞いでいた。


頬に添えられた手から、律くんの温もりを感じる。


「……な、なっ……」


蒼ちゃん先生がカーテンのすぐ向こう側にいるっていうのに。


律くんがあまりにも大胆すぎて声にならない。


「これ以上可愛いがすぎると、後悔するよ?」


いいの?と……。

お構い無しに私へ迫る律くんに口をパクパクさせたその直後。