【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



衣装を着てステージに立つ東雲さんは、きっと可愛いんだろうな……。


「あ。悲劇のヒロインだ」


「へ……?」


ピタリと足を止めた。

するとそこには噂をすればってやつなのだろう。


「西宮さんの役ってそうなんでしょう? てか、そっちが練習終わりなら、もうステージ借りたいんだけどいい?」


今日も可憐としか言いようがない東雲さんが立っていた。


「偽シンデレラのお出ましか……!?」


「何よ、今日は芽衣のことが見えるのね継母!」


圧がすごい二人にじっとりと睨まれた東雲さん。


「な、なんなの。継母って……わたしはシンデレラの役だけど」