私の考えを読み取ったみたいに律くんが答えた。
やっぱり……。
こんな時ばかり、私の予想は的中する。
「でも、あんまり学校では話してるところ見かけないかも……」
「話すこともないからね」
「そ、そっか」
「なんかあれば家に来るし」
「……、」
それは何も変なことじゃない。
幼なじみなんだから、家族ぐるみの付き合いだって続いているだろうし。
それなのに、幼なじみって知った途端、心の中が少しだけモヤモヤした。
元カノってわけでもないのに、どうしてかな。
律くんがビーフシチューを好きだってことも知らなかった……。
そんな些細なことも知りたいと思うのは欲張りなのかな。



