「熱出てる時なんか理性すら危ないから。なにするかわかんないよ?」
挑発的なことを言った律くんが大胆不敵に笑みを零した。
「男の我慢なんて、きかないもんだと思ってなよ」
ぎゅっと肩を縮めた私の手を掴んで、すっと制服のネクタイを解いた。
「ちょっ、なんで……!?」
何が起ころうとしているの……!?
律くんは私のことはお見通しだけど、私にはわからなくて……。
「そ、そんな元気なところを見せようって無理しないでいいんだよ……っ」
慌てた私が頭に浮かんだことをそのままに口にしてみたけれど、
「全然してない。本能のまま」
「!?」
大胆な発言に、心臓はドキドキを加速していくだけだった。



