「今日は風邪で会えないってわかってんのに、会いたいとか思わせるお前ってやばいんじゃない?ってこと」
「……っ!?」
ちょっと待ってちょっと待って……。
頭の中が渋滞を起こす。
律くんが、私に会いたい……?
好きだからとは言われていないけど、同じくらい嬉しくて、抑えきれない気持ちが溢れてくる。
「り、律くん……っ、私も会いたくて……」
その気持ちが行動に現れてしまう。
律くんのベットの前まで小走りでいくと、すっと腰を降ろした。
「近ずき……」
「あっ……嬉しくてつい……!」
「風邪移したくないから帰ってって言ったんだけど。何もかも意味ないだろ」
律くんがはぁっと呆れたように溜め息をついているのに、私の瞳はきっと輝いていたと思う。



