「なんで今ここにお前がいんの」
「っ、」
バレンタインだからという理由で、浮かれてここまで来たって律くんは思ったかもしれない。
なんて身勝手な女なんだって……。
「しんど……」
「ご……ごめんね。そんな時にメッセージも、ごめんね……」
謝ることしか出来ない。
ただただ後悔しかなかった。
「風邪引いたとか言いたくなかっただけ。心配すんの目に浮かんだし」
「……ん」
「だから返事しなかったのに、全然意味ない」
「意味……ない?」
その言葉に、怖くて見れなかった律くんの顔にようやく目を向けた。
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