【完】無気力ですが、ベタ惚れ彼氏の溺愛方法に困ってます



「あの、甘い物はあまり好きじゃないかなって思って。もしそうならもらっても迷惑だから……」


だから、と続きがなかなか出てこなくて、口ごもるはめになった。


ツンとした顔で私を見る律くん。

自分から聞いたくせにもしいらないなんて言われたら……。

私が唇を引き結んだままドギマギしていると、


「会長に渡す必要なんてないから」


え……?


それって、会長様の声が聞こえてたの!?

てか前から思ってたけどやっぱり私って律くんの安眠を妨害してるんじゃ……。



「聞いてる?」


……と、律くんが私に詰め寄るから、突然のことで逃げ腰になった。